消費者金融では上限金利が適用される理由

消費者金融の金利は上限が適用される

どの金利が適用になるのか、はっきりとはわかっていないのが、消費者金融の金利システムです。銀行カードローンは融資限度額によって、適用金利がはっきりと決まっていますので、それと比べるとやはり不明瞭と言わざるを得ません。

 

消費者金融では、金利は上限が適用されます。これにはいくつかの理由がありますが、その後も金利がどのタイミングで、引き下げになるのかも公表はされていません。

 

返済実績を半年以上積むと自動的に金利が下がる、増額申込のタイミングで金利が下がる、インターネット上ではさまざまな情報が流れていますが、そのすべてが確実なものではありません。

 

なにしろ、借り入れから完済まで上限金利が適用されることも、珍しいことではないからです。

 

それではなぜ、消費者金融に初めて申し込みをしたときに、上限金利が適用となるのか?それをご説明しましょう。

 

金利はリスクを表している

ご存知の通り利息は金利、借り入れ金額、借り入れ日数によって計算されるものになりますが、その土台である金利は高ければ高いほど、消費者金融側にとってリスクが高い貸付であることを意味しています。

 

審査では個人信用情報機関に照会を行い、信用力を判断し、申込書に記入された収入と支出状況を確認して返済能力を判断します。

 

しかしいずれもいってみれば、机上の空論です。実際に取引が無ければ、その人物像など想像するしかありません。それが審査です。

 

実際の取引とは借り入れや返済

返済が確実に行われることはもちろんのこと、借り入れの仕方も健全でなくてはなりません。

 

例えば、一度のお金を借りる行為に対し完済まで返済を行い、また借入残高がなくなった状況で借り入れをするのであれば、計画的に利用していることがわかります。

 

しかし、返済日直前の借り入れが続けばどうでしょうか?

 

返済額を借り入れによって賄っていることが想像でき、健全であるとは言い難い状況です。利用している消費者金融だからこそ、その借り入れや返済のタイミングはすべて熟知しています。

 

返済が確実に行われることも大前提ではありますが、借り入れもまた健全な方法でなくてはなりません。

 

このように借り入れや返済について、実際にどのように行っていくのか実績を見れば、金利は考えようがあるでしょう。

 

しかし、利用する前の新規申し込みの段階では、それは信用力や返済能力から推測していくしかありません。

 

そのため万が一返済が滞ることがあったとしても、対処できるだけのリスクを金利に変えていることになります。

 

消費者金融の金利は上限が適用される

金利は上限が適用されることを前提に考えてみると、大手消費者金融の金利は18.0%と低く、それ以外の一般的な消費者金融は、金利が20.0%と高く設定されていることがわかります。

 

ところがこれは、利息制限法と照らし合わせることで、ある程度の道筋が見えてきます。

 

もう一度、利息制限法を確認してみましょう。

 

  • 元金10万円未満・・・20.0%
  • 元金10万円以上100万円未満・・・18.0%
  • 元金100万円以上・・・15.0%

 

これが決められている利息制限法です。

 

借り入れ金額が10万円未満の時には、利息制限法の上限金利が20.0%となっていますので、大手消費者金融金利の18.0%はお得でしょう。

 

しかし、借り入れ金額が10万円以上となるとき、利息制限法の上限金利が18.0%になっていますので、大手消費者金融でも一般的な消費者金融でも、同じ18.0%が適用されることがわかります。

 

まとめ

私たちは消費者金融の金利を単純に不明瞭と決めつけています。このようにして、利息制限法という貸金業法の法律を一つ知るだけで、見てくるものがあったのではないでしょうか。

 

私たちが安心して消費者金融を利用するためには、それなりの知識が必要であることを覚えておきましょう。